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温泉の泉質

温泉の泉質の種類別の特徴、療養泉としての特徴など

温泉の泉質は、含まれている化学成分や温度、PH、色、におい、味、肌触等により違いがあります。
成分の種類だけでなくその量も関係し、泉質の違いにより下記10種類に分類名が決められています。
温泉の種類にそれぞれ特徴があり、泉質別適応症も異なり、通称にて大昔より親しまれています。
単純泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉、含よう素泉など、含まれる成分や特徴などで分類され、この療養泉の特徴をひと言で説明します。

 

単純温泉

くせがなく肌触りがやわらかい「単純温泉」は、1kg中の物質量1000mg未満であり、湧出時の温度が25℃以上のもの。
単純温泉とは成分が単純なのではなく、含有成分が一定値に達していないものを言う。
《単純に温たたかい泉》一言で表現するならば、「家族の湯」子供からお年寄りまで安心して入れる優しい泉質。

 

塩化物泉

日本では比較的多い泉質である「塩化物泉」は、1kg中に物質量1000mg以上、陰イオンの主成分が塩化物イオン。
海水の成分に似た食塩を含み、塩辛く無色透明の湯。
簡単に表現すると「温まりの湯」塩の成分の“パック”で湯冷めしにくい泉質。「傷の湯」塩の殺菌効果で傷に効く泉質。

 

炭酸水素塩泉

炭酸水素塩泉は重炭酸土類泉と重曹泉に分かれていたが、現在は、カルシウムー炭酸水素塩泉、マグネシウムー炭酸水素塩泉、ナトリウムー炭酸水素塩泉と表示。
カルシウム及びマグネシウムイオンによる鎮静効果、痙攣・炎症を抑える作用があり、アレルギー疾患慢性皮膚病、じんましん等に効果。
「重曹泉」は、典型的な「美人の湯」。
泉質の特徴を一言で表現すると美肌の湯。

 

硫酸塩泉

泉質の特徴は、脳卒中の湯・瘍の湯・若返りの湯(肌の蘇生効果)。

 

二酸化炭素泉

文字通り二酸化炭素(炭酸ガス)を含む温泉。
泉温が高くなると炭酸が気化、遊離するため、一般に泉温は低い。
入浴すると小さな気泡が身体に付着するため「泡の湯」ともいわれている。

 

含鉄泉

含鉄泉は鉄分を含み‘空気に触れ酸化すると茶褐色(鉄錆色)になる。
泉質の特徴は、効能から婦人の湯。

 

硫黄泉

硫化水素イオン、チオ硫酸イオン‘遊離硫化水素の合計(総硫黄)が2mg/kg以上の温泉。
泉質の特徴は、生活習慣病の湯、メタボの湯、痰の湯、シミ予防の湯シミ抜きの湯と言われている。

 

酸性泉

文字通りpH値が低く、酸性度の高い温泉。
皮膚病の湯、慢性皮膚病の湯という。

 

放射能泉

ラジウムという放射性物質がアルファ崩壊を起こした時にできる、気体の放射性物質「ラドン」を含む温泉。
特徴は、
痛風の湯:入浴の適応症に痛風(高尿酸血症)がある唯一の泉質
万病の湯:効能の幅が広い

 

含よう素泉

ヨウ素は活性度の高い元素で、その強い酸化力で殺菌作用を発揮。うがい薬や傷薬でも有名
体内では甲状腺ホルモンの主要な成分で、大変重要な働きをする。
ただしヨウ素を過剰に摂取すると甲状腺肥大を起こし命に関わる危険もある。
泉質の特徴は、
体質改善の湯飲用の適応症に「高コレステロール血症」がある泉質。

 

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(ライター)専門家《湯治のプロ》早川善輝
高齢者入浴アドバイザー認定上級講師/温泉ソムリエマスター・温泉分析書マスター
日本温泉気候物理医学会・温泉科学会 会員/旅行産業経営塾 卒
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